VINTAGE HERMES “CARRE”

早速、多数お問合せ頂いている

”VINTAGE carre”

これまで世界中の女性たちを虜にしてきた

”HERMES”

時が経つにつれ、いつしか男性をも

憧れを抱くブランドとなり、

今ではその当時、女性が身に付けていた

アイテムが”VINTAGE”という

独自の付加価値に変わっています。

人気と共に、希少価値・価格も

高騰しつつある

VINTAGE HERMES

愛用者やコレクターも徐々に多くなり、

これから一層、

市場に出回りにくくなるとも。

今回、ご用意したアイテムは勿論、

歴史的価値のある

入手困難な代物ばかりです。

sign 史上最も豊富に揃っている

このタイミングであるからこそ

本日は、順を追って

じっくりとご紹介させて下さい。


HERMES


ラグジュアリーブランド・”エルメス”は、

1人の少年の丹念から生み出されました。

19世紀ナポレオンの時代、

ティエリ・エルメスは

戦争や病で家族を失い、

馬具職人になることを決意します。

15歳で故郷を離れ、

パリを経てノルマンディへ。

鍛錬を積み重ねた末に、

高度な技術を持った

馬具職人となりました。

1837年、36歳でOPENした

高級馬具工房「エルメス」は、

いつしか馬具製造の技術を応用し、

馬具以外のファッションも扱うような、

世界的なブランドに成長します。

そこから世界初のファスナーの採用、

ケリー・バッグ、バーキンなど、

数多くの傑作が生まれました。

今回ご用意した、「カレ」も

映画にも匹敵すると言われる

芸術性の高いデザインから

エルメスが生み出した

傑作の一つです。


「カレ」の誕生


ブランド創設 100年の節目の年である

1937年に4代目社長

「ロベール・デュマ」の

発案により誕生した「カレ」

ロベール・デュマは様々な

アーティストと職人を起用して

「カレ」の製作に力を入れました。

戦争の時代から幸福な時代に

移り変わることを象徴した一枚に

幸福にまつわるストーリーを込めて

希望に満ちたデザインを考案し、

独自の技法を用いて

明るい色を沢山あしらいました。

それはまさに、

アーティストと卓越した職人の

協業作業から生み出された

美しい芸術であり、

「エルメス」の世界を

具現化した作品です。

最も「エルメス」らしさを

感じることが出来る「カレ」は、

今も変わる事なく、

人々を魅了し続けます。


「タイトル」と「ストーリー」


誕生当初から一枚一枚にテーマを持たせ、

それに沿って考案された

「タイトル」と「ストーリー」

タイトルは

「短く、的確で、輝きがある」

ことを目指して作られ、

一片の隙もない完成度が

維持されています。

ストーリーは「エルメス」の

ルーツである馬から

インスピレーションされた

ものであったり、

年間テーマに沿ったものであったり

動物、土地、植物など

「エルメス」の世界観を物語るリソース

アーティストが

生地一面に表現していきます。


「生産地」


「カレ」には厳選された

最高級の品質の素材が使用されています。

生産地であるフランスのリヨンは

世界最高峰のシルクスクリーン技術を持つ

別名”シルクの都市”と呼ばれており、

最もシルク製品製造に

優れた技術を有した土地に

「エルメス」はアトリエを構えています。


「生地」


蚕の繭を原材料とした

天然繊維であるシルクを

繭を紡いで光沢が美しいツイル。

一般的な90cm×90cmのスカーフには

100個分の繭が使用されていると

言われていますが、

「エルメス」の「カレ」は

1枚に繭300個分を要す為、

より滑らかでしっとりとした

極上の肌触りと美しい光沢が生まれます。

また、あまり知られていませんが

「エルメス」のシルクツイルは

繊維の密度の濃さも特徴で、

シルクの繊維の密度が濃く厚みがある為、

着脱を繰り返した際も

よれたりシワになりにくく、

張りが持続します。

それに加えて「エルメス」の

シルクツイルは非常に発色が良いです。

その理由の一つとして、

手作業による染色作業があります。


「シルクスクリーン」


「エルメス」の「カレ」は

単なる印刷されて描かれている

一般的なプリントではなく、

原画をもとに、

熟練された職人によって配色、

染料を調合され、徹底的な品質管理の元

手作業にて染められていきます。

誕生した当初は

「木版画」で製作されていたものの、、、

日本の「手捺染」と呼ばれる

着物などに使われていた方法が、

海外に伝わり発展したと言われる

「シルクスクリーン技法」

1948年から導入された事により

スカーフの発色やデザインの仕上がりが

格段に上がります。

シルクスクリーン技法とは、

版画のように1色ごとに

デザインと色を重ね、

布の一枚一枚を

手作業で染めていく技術です。

エルメスのカレ1枚に使われる色は

2色から40色ほどで、

デザインによっては

30色以上の多彩な色を用いる為、

カレ1枚に使われているカラーが

30色であれば

30枚の製版が必要になります。

また、四方の縁を縫うのも

職人さんの手作業によるもので、

1枚の縁を縫うのにも

30分程度かかるそうです。

その為、

製作に卓越した技術と膨大な時間を要し、

1枚のカレを完成させるまでに

数百時間を要すると言われています。

こうした、最高級への飽くなき

探求によって生み出される

気が遠くなるほどの工程

熟練の職人の丁寧な仕事によって

「エルメス」の「カレ」が持つ

物語のような世界観や美しさは

世に送り出されてきました。


「90cm × 90cm」


「カレ」とはフランス語で

正方形」を意味します。

その名の通り、エルメスのカレは

縦横が同じ長さの正方形。

エルメスが「90cm×90cm」に拘り

製品展開している理由は、

誕生した当初に決められた

伝統的な大きさだからです。

首に巻いたり、

ベルトにしてみたり、

ヘアバンドやターバンにして活用できる

「90cm×90cm」

永遠の定番です。


「希少性」


「カレ」は、デザイン企画から

販売まで年間単位で時間を費やします。

約2年かけて完成されます。

そのような経緯があるにも関わらず

発売以降、2度と販売されない

希少なデザインが殆どとなっています。

だからこそ、是非直接ご自身の目で

吟味して下さい。


「デザイン」



「sign」として


「エルメス」の「カレ」は

半世紀以上に渡り、

エルメスファンだけでなく、

世界中の人々を魅了し続けてきました。

鮮やかな色使いとブランドのエッセンスを

一面に表現した「カレ」は、

コーディネイトに華やかさを

プラスしてくれる

実用的なアイテムであるとともに、

最近では額縁に入れて絵画として、

インテリアや美術品として

重宝される事もしばしば。

高いデザイン性と独創性は

言わずもがな、アートの領域です。

職人による確かな技術力と

素材の特徴を活かした製造方法から

生み出される最高級の品質。

広げて眺めるだけでも

ブランドの歴史や

世界観を感じて頂けますが、

身に纏って頂く事で、

その空気感をも

十二分に体現して頂けるかと。

是非店頭で、運命の1枚を。