Edwina Horl 21AW

Edwina Horl

本日は今シーズンから

取り扱いがスタートした

Edwina Horl についてご紹介。


オーストリアのザルツブルグ

生まれのデザイナー、

エドウィナ・ホール氏が設立。

ヨウジヤマモトの

アシスタントを務めた後、

1996年ウィーンで

自身のブランドを発表、

2000年には拠点を自身の愛する国

「日本」に移し活動を続けています。

エドウィナの考えるファッションは

「適用性」

そのイメージは、

単なる服の形から

生まれるものではなく、

服を着た時につくられる立体感や

着る人の体つきから現れる

アイデンティティから。

コレクション制作にあたり、

彼女とは異なる要素のものを

独自に繋ぎ合わせる。

あらゆる思考と多くの表現をもつ

様々な素材が混ざりながら

エドウィナの服は完成していきます。


Edwina Horl 21AW LOOK
Edwina Horl 21AW LOOK
Edwina Horl 21AW LOOK
Edwina Horl 21AW LOOK
Edwina Horl 21AW LOOK
Edwina Horl 21AW LOOK

こちらのブランドとの出会いは、

デザイナーのエドウィナ・ホール氏、

突然の来店から始まりました。

以前からsignのインスタグラムを

ご覧頂いていたらしく、

洋服だけでなく、人との関係性に

フォーカスを当てた

signの取り組みや空間に

感銘を受けて頂いたとの事でした。

コロナ禍における想いや気付きから

これまで関係のあった取引先との関係も

一度フラットに、

自分たちの想いであり、

それを伝える手段となる

洋服だからこそ、

自身と想いの通ずる

お店において欲しい。

そんな思いの丈を伝えて頂きました。

その後も展示会の案内状や

過去の資料などに

手書きでメッセージを頂いたり、

人間味あふれたアプローチ、

そして、圧倒的なモノの良さに惹かれ

取り扱いを決めました。

個人としても

signのバイヤーとしても

信頼をおけるブランドであり、

大好きなブランドです。

それでは、大切にご紹介。


-MODERNISTEN MANTEL <MOD>-

Edwina Horl 21AW

MATERIAL : cotton 100%

color : khaki

¥76,000+tax

<ITAME PAGE>

ミリタリーやワークを

ベースにしながらも、

女性デザイナーならではの固さのとれた雰囲気が魅力的なコート。

特徴的なカーキカラーからは、

個人的にも愛用してきた

M65やオランダ軍の

フィールドジャケットに通ずる

エッセンスを感じます。

そして、なんといっても

「パラフィン加工」の

コットンテキスタイル。

パラフィンとは石油から

分けて取られた個体で、

ロウのような物質の事です。

言葉の通り、ロウのような物質を使って

生地に塗っていく加工で

主に撥水性を持たせる際や

ビンテージのような風合いを

持たせたい時に

使用される場合が多い工程です。

完全に取れる事はありませんが、

洗うと少しずつ取れていき、

本来の生地のような表情が

少しずつ戻ってきます。

その過程で枯れたような表情が

露わになります。

こちらも言うまでもありませんが、

耐久性も十分です。

素材そのものの生地密度が高い点、

ロウで固められていると言う点から

雨風を通しにくく、

荒天時などにも活用が期待できます。

そしてそんな日常使いによって

シワが生まれ、

時間の経過と共に

シワが交わり合っていきます。

着用する中でのあたりや

チョークマーク、

表情を楽しめるという点においては、

バブアーに通ずるワークのギミックを

彷彿とさせてくれるアイテムです。

Edwina Horl 21AW LOOK
Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW

-HBB STAND-UP COLLAR BLOUSON-

Edwina Horl 21AW

MATERIAL : cotton 100%

color : khaki

¥58,000+tax

<ITEM PAGE>

Edwina Horl の代表的アイテム、

HALF BUT BIGから生まれたブルゾン。

ミリタリーやワークを

ベースにしながらも、

女性デザイナーならではの

固さのとれた雰囲気が魅力的です。

たっぷりとゆとりを持たせた身幅や

アームホールが体のシルエットを

優しく包み込み、

全体的に柔らかい空気感を演出。

また、袖口はドレスシャツの

ディテールである

ダブルカフス仕様であったりと

クラシカルな一面も

持ち合わせています。

こちらも先程のコートと同様に

パラフィン加工が施されており、

着用する中での変化を楽しんで頂ける

一着となっています。

Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW

-HBB STAND-UP COLLAR BLOUSON-

Edwina Horl 21AW

MATERIAL : wool 60% / linen 40%

color : <an issue of freedom>

¥60,000+tax

<ITAME PAGE>

こちらは先程の素材違いとなります。

尾州で織られたギャバジン生地には

ウールのみでなく、

リネンを加えることで

上品な光沢を宿しています。

同じパターンであっても、

こうも印象が変わるのだなと。

珍しく「どちらも良いですよ」と

発言してしまうことには

目を瞑って頂ければと思います。笑

Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW

-MOTORRAD JACKE –

Edwina Horl 21AW

MATERIAL : polyamide 100%

color : brown

¥69,000+tax

<ITAME PAGE>

レザージャケットでオーバーな

サイジングのものは

素材の特性上、難しいとされています。

しかし、人工皮革を使用することで

世の中にほとんど存在しない、

ビッグサイジング×ユニセックスの衣服は Edwina Horl ならではです。

一般的な生地よりも厚く、硬い、

素材を用いながらも、

肩に沿ってなだらかに

落ちるシルエットからは、

現在までに培ったエドウィナの技術を

感じずにはいられません。

また、人工皮革は

特殊な特許技術により

天然皮革に近い表情で、

肌触りも滑らか。 

天然皮革と比べて30%ほど軽量な為、

実用性にも秀でています。

厚手のニットを着込んだ際にも

シルエットを崩さないほどの

サイズ感ですので、

インナー次第で真冬にも

快適に過ごして頂けます。

Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW

-HOSE <3-FALTEN SCHÖN>-

Edwina Horl 21AW

MATERIAL : polyester 41% / rayon 28% / cotton 28% / polyurethan 3%

color : purple

¥33,000+tax

<ITAME PAGE>

クラシカルなムードと

モダンさを兼ね備えた

ワイドテーパードパンツ。

ジップフライ上部に

V字カットを施すことで、

ウエストに余裕を生み出し

締め付けを緩やかにしています。

また、タックが後脇まである

特殊なパターンにより

2タックが流れるように

落ちていくシルエットに加え、

背面にもダーツやタックを取ることで、

どのアングルからも

動きのある表情を演出してくれます。

サンダルからレザーシューズまで

網羅できる汎用性の高い一本です。

Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW
Edwina Horl 21AW

今シーズンのテーマは

「ずっと遠くて、こんなにも近い」

距離が近いということは

心地良さや安心をもたらす一方で

不自由さ、支配、過干渉、

さらには暴力に繋がる可能性を生み、

距離が遠いということは、

違った側面からの見方や、

冷静な思考を可能にする一方で、

寂しさや孤立を

生むのではないでしょうか。

また本来、遠さや近さへの

憧れといったものは、

服装に反映され、

個人の社会的な属性や

階層を伝えるために、

その区分や他者との距離感は、

衣服の形に置き換えて

計られてきた歴史が存在します。

ファッション、

デザイン、

スタイルの要素は、

伝統とそれに対する

抵抗の間に存在する

ある特定の意味を信号化し、

アイデンティティの指標として

発信されていますが、

それは社会規範や社会の中での

自らの分類に適合するためでもあり、

反対にそうした型にはまった様式から、

自分自身を開放するためでも

あるのではないでしょうか。

エドウィナ・ホール氏は

慣習を美的に問い直す自由とは、

可能性を開き、

近さと遠さの関係の中にある

矛盾を思索的に可視化するための

芸術的実践であると捉えています。

そして、物質性やデザインは、

近さを演出し、

過密を避けるための手段にも

なりえるという事、

そして何より、

実際に物に触れられる事により

感動が生まれ、

様々な物の持つ力を

最大限に発揮させるという事

を語っています。

コロナウイルスが

日々の生活に入り込み、

行動様式の変化を

余儀なくされたことで、

人との身体的距離に関する

新たな決まりごとに直面した今、

あらゆる距離に対して

今一度関心を持ち、

発信したコレクション。

それに対してのアンサーは

店頭でもぜひお聞かせ下さい。

明日も沢山の新作と

共にお待ちしています。